男と女の話

ゼミで前に出た「男と女」って課題の作文でボツにしたネタを中途半端に消化します。口調ごちゃごちゃです。

 

 

 高校時代に好きだった先輩がいました。同じ文芸部の人でした。
 ちょっとでも近づきたくて、読む本のジャンルを似せるとか、そういう努力をしていたような気がするようなしないような。まあでもとりあえず、今からの話に出てくる有川先生の「レインツリーの国」は先輩云々ではなく友人の勧めで読んだものです。
「レインツリーの国」ってご存知の人はご存知だと思うんですけど、男の子がネットを通じて女の子と出会ったけどその子は難聴でみたいな(ひどいあらすじ)話なんです。「音」という壁を乗り越えて惹かれ合う二人の物語に泣いて良いのかきゅんきゅんしていいのか分からなかったんですけど、女子高生だった私はとにかく有川文学に悶えていたわけです。
 部室で続きを読んでいたんだったっけ? 先輩に「ナスのも『レインツリーの国』読んでるの?」って聞かれて。理系の先輩が有川浩を読んでたのが意外だったし、話を振ってもらえて嬉しかった。から話した。確か一つ前の段落と似たようなことをべらべら話した。そしたら先輩こう言ったんです。

「興味深いよね。難聴の人が社会生活でどういう困難を抱えてるかとか分かってさ。」

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そっちかーーーー視点そっちかーーーーーって思いました(語彙力貧困ベイビー)読み方は人それぞれだし21歳の私はそれを否定しようとは到底思わないけど、16?17歳の私はとりあえずドン引き(恋愛フィルタでやや引きくらいで済んだかも)したわけで。なんで純粋に恋物語を楽しまない!?!?!?!なぜそんな現実的なことを考えてしまうのか!?!?!?!、と。男と女で脳のつくりは本当に違うのかもしれないと、このとき初めて思った記憶があります。

 

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 時は流れて2015年冬。現在2クール目絶賛放送中の「おそ松さん」をね、私も毎週欠かさず見てるんですよね。特にお気に入りの話は9話の「恋する十四松」。仄暗い過去を持つ"彼女"は自殺しようとしますが松野気五男・十四松(ニート)に助けられ、二人はいい感じだったんですけど十四松から告白したらフラれて。なんでって"彼女"は未来のために田舎に帰ることにしたからです。笑って「またね」のお別れができるように十四松が懸命にギャグを披露するシーンは涙なしで見られなかった女オタクババアです。
 彼氏(便宜上こう言っておきます)も「おそ松さん」を見てて、放送終わった後はたまに感想言い合ったりするんですよね。でまあ「恋する十四松」のときもどうだった?って話になって。私はまた一つ前の段落と似たようなことをべらべら話したんですよね。そしたら奴はこう言ったんです。
「十四松が振られた後おでん屋で女の子の話するシーンでさあ、急に大人しくなったから面白かった。」

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 感想として最初に出てくるのそこ!? 普段は「ハッスルハッスル!!!マッスルマッスル!!!!!!!」な十四松が素?を見せることでどれだけ凹んでいるか、どれだけ"彼女"が好きだったかが分かる胸が痛いシーンだろうが!! なぜそれが面白いのだ!! アニメにはいろいろな見方があるしそれを否定しようとは思わないと21歳(1/27現在)の私は感じるんですけど、21歳(去年の12月)の私は激怒しました。男と女は絶対に相容れぬものだと悟った。

 

 


っていう作文を書きたかったんですけど、それを作る上で必要な「エピソードと絡めたい最近のニュース」と「名言や作品などからの小粋な引用」が思いつかなかったのでやめました。
男と女はどっかで絶対に分かり合えないと思います。守沢千秋と結婚したい結婚したい言ってるけど、いざ結婚したらきっと相容れない部分があってイライラすることもあるんだろうなあ。ハニホーでやった(私とモリチアの)相性診断結果54%だったし。