晴一さんの詞が好きだという話

新藤晴一さんの詞が好きです。すごい好きです。彼の語彙力を前にするとゴイスーゴイスーと語彙力貧困赤ちゃんになります。

ネットで記事を見る限り色んな人が言ってるんですけど、感情をものすごくまわりくどく伝えてくる(褒めてる)んですよね。まず第一印象で「おぉ…なんか詩的…」と言葉の響きがとりあえず染み渡って、噛み砕いていくうちにだんだん意味がわかってきて「アッ……アアアア…」と悶絶するようになり(語彙力の不足)なんていうかじわじわとボディーブローみたいにくるんですよ。特に好きなフレーズをちょっと紹介させてください。本当は一フレーズずつにうるさいコメントを書いてたんですけど、こんな綺麗な言葉を前に語彙力貧困ベイビーの鳴き声なんて不要だな…と思ったのでおしゃぶりしゃぶっておきます。
(「数フレーズ程度に留め」「引用したことがはっきり分かり」「記事自体に独創性があれば」歌詞の引用もセーフって某法律事務所のブログで言ってたのでそうしてるつもりだけどダメそうなら消します)

 

CLUB UNDERWORLD
「地上では隠してる凶暴かつ粘ついた
君の綺麗じゃないもの解放してよ」

蝙蝠
「綺麗な色も何度か重ねていけばいつか
悲しい黒色になる 諦めたように」

ライン
「窓に置いた本がはらり風に頁めくられ
月にあらわ晒されてる 救いの無い最後の場面」

ルーズ
「愛は誰かに見せたりまして誇るようなものではなくて
どんな形 どんな色 そっと秘めたまま」
「永遠という文字が何より似合うのは
『さよなら』や『後悔』だけなのかな」
「夜を抜けた街は飴細工みたいに 恋人たちの思い巻き込んだまま
歪んで捻れ 混ざって溶けてゆく
そしてすぐに形つくる 繰り返す夜は 束の間の舞台」

AGAIN
「遥かな昔 海に沈んだ架空の街の地図で旅をしているみたい」

ANGRY BIRD
「正常と言い切る異常に満たされた街をいけば
仄かに酸っぱい胃液が口に広がって何度も吐き出す」

ミステーロ
「間違いだけで作る可憐なドレス 不実なベールがきつく締め上げる」
「その体が美しいほど 醜い明日を愛せない」

 

今やっと自分が案外ルーズって曲好きだったんだなあと実感しました。いやルーズは本当に歌詞全部好きです。みてください。(http://www.kasi-time.com/item-63454.html)ミステーロも美しいんです。ルーズとミステーロでツートップ。
文字で見ても印象的だし、なにより岡野さんの声で歌われると強烈なんですよ。「うわぁ……あっ、アアァ……」って感じなんですよ(語彙力貧困ベイビー)曲調も相まって比喩の中の本当の意味が分かると胸が苦しくなるというか、なんというか。だからハマった曲は何回も聞いてしまいます。好きです。

はてブロを書き出してから自分の頭の悪さが露呈しまくってますが気にしないことにします。頭悪い語彙力貧困ベイビーです…。でも好きです…。