親によく似るみたいな話

バイト先の居酒屋に子供連れてきてるお母さんを見て、「子供は親の背中見て育つからなぁ〜〜〜」と店長が言っていたので、うちの親について振り返ることにした。

 

母親はとにかく気にしいだった。

小学校の頃、近所の友達の家に遊びに行こうとすると「申し訳ないからやめなさい」と言われた。まあそれでも行ってたんですけど。それで友達(今考えたらかなり裕福なおうちなのだと思う)のお母さんが「一緒におかし作りましょ〜」とか言ってくれるんですよ。一緒に作る訳ですよ。それで作ったクッキーとか持って帰るとめちゃくちゃ怒られたの。「また人の家に邪魔して!!」って。友達の家にお泊まりするのも「申し訳ないから」だめだった。 あと我が家に友達をあげることも極端に嫌った。「汚いから申し訳ないでしょ」って。まあ汚くしてたのは我々娘たちなんですけど。でも(これ言うのすごいすごい憚られるし失礼だけど)友達の家の方が汚いときもあった。友達のお母さんは「また片付けないで与一ちゃん呼んで…」と友達を窘めていたけど、基本的にいつでも歓迎してくれた。終盤友達の家の話になってるじゃん。まあいいか。

 

父親はとにかくうるさかった。

まず部屋を片付けろとうるさかった。父親自身私物が少ない人だったから、おもちゃや本を片さない我々が許せなかったらしい。「捨てるぞー」と「シャキシャキシャキシャキ」は目を閉じるだけで鮮明に思い出せるくらいに焼き付いてる。(字面にしたら「シャキシャキシャキシャキ」って本当になんなんだレタスか)あとまさに「俺がルール」な人だった。毎年年末の大掃除の日は娘3人に「お前は風呂」「お前は庭」「お前は玄関」と仕事を割り振るだけ割り振って家を出て、昼頃そばを買って帰ってきた。お昼を食べて、またどこかに行っていた。掃除はしなかった。小4〜5くらいからは単身赴任になって、月2くらいでしか帰ってこなくなった。かと思ったらいきなり一青窈とかいきものがかりのライブのチケットを取ってきて一緒に行こうとか言い出すようになった。そこはポルノのチケットを取ってきてほしかった。渋々行った一青窈のコンサートでは寝てた。構ってアピールが下手な人だ。あととにかくでしゃばりだった。たまにしか帰ってこないのに近所の間では有名なおっさんだった。父親と教師が仲いいから、それで肩身の狭い思いをしたこともあった。PTA会長とかやったりして、私の小学校の卒業式で挨拶したりなんかして(卒業式のDVDにばっちり残ってる)、それがすごく恥ずかしかった。

 

ががーっと記憶に残ってること書いたけど、とりあえず今の私、すごい気にしいででしゃばりな人になってると思う。部屋は片付けないけど。